戻る

RWA/ABF(抗生物質なし肥育)

抗生物質は農業において、病気の治療や抑制もしくは予防すると同時に、生産もしくは成育の改善のために使用されます。また、抗生物質は動物福祉を守るためにも重要です。しかしながら、抗菌薬耐性の広まりにより、20世紀の医療奇跡の1つである抗生物質の効果が低下してきております。研究では農業における抗生物質の使用が、ヒトの抗菌薬耐性に大きく影響していることが示唆されています。抗菌薬耐性の影響を減らすためにも、抗生物質の使用削減が求められています。

また、これらのことに対する消費者の関心も高まりつつあり、その72%もが抗生物質の使用に関し関心を示すとともに、年々、この件における対応を求める人が増えつつあります。こうしたことを踏まえ、メープルリーフフーズ社では、得意先や消費者向けに、抗生物質を使わずに育てた豚による豚肉の供給を行っております。

メープルリーフフーズ社のRWA豚は、複数現場の飼育システムにおいて、誕生からと畜に至るまで一貫して隔離されて飼育されています。1週当たり12,000頭の豚が、オープンハウジングの飼育環境で育っております。

メープルリーフフーズ社は、サプライチェーンの各段階を管理します。社外の審査官による全面的な農場監査が、弊社各施設にて毎年実施されております。豚一頭ずつについて、飼料タイプや体重、個体番号および、と畜日等の詳細情報を記録に残します。このプログラムは、カナダ食品検査庁により承認され、規定が遵守されることを確実なものとします。